青空の下、広い緑の草原に木が一本立っている風景。日が差し込み、木の影が草原に伸びている。

<過去の活動>

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2025年11月4日(火)

鶴舞こころのクリニックを

訪問しました。


 その人らしくできる限りあるがままの姿で生きられるリカバリー(私の理解です。もっと深く広い解釈があります)を目指し

地域で精神科診療を続けられている渡邉貴博先生とお話をしてまいりました。

地域で草の根でリカバリーを叶えたい。。。

同じ思いのドクターとの出会いは、とても貴重なものです。

渡邉先生は、一般社団法人 地域精神保健サービス提供者日本ネットワーク(The Japan Community Mental Health Service Providers Network: JCOMHS)の代表理事・副理事長をなさっており、地域支援の輪を広げる活動に熱心に取り組まれていらっしゃる気さくな先生でした。

https://jcomhs.com/about

 精神障害があっても、その家族でも、支援者でも、共通する点は「私たちが人である」ということ。これは私がリカバリーカレッジ名古屋で学んだ視点です。

2025年12月6日(土)

「多職種連携・地域包括ケア推進のための精神保健福祉ワークショップ」

 名古屋市中村区の中村公園メンタルクリニックの院長久保田陽介先生の主催の多職種連携のワークショップに参加して行きました。

 久保田先生は、以前同じ病院で仕事をさせていただいていた時期があります。当時から熱心に患者さんと向き合われる先生で、患者さんからの信頼も厚い先生でした。

 今回、中村区を中心に、クリニックの医師やケースワーカー、薬局、訪問看護ステーション、地域支援スタッフ、行政の方々など、さまざまな職種の方が地域に根ざした支援をしたいと集まって来られている会でした。

 このようなネットワークが、私の活動拠点の八事でも作れたら良いなあと心から思った会でした。ご本人、そのご家族の希望や意思を大切にしながら、多職種で手をとってどのような支援ができるか考え続けるようなネットワーク。支援の先に明確な答えはないかもしれませんが、ご本人の希望・意思を尊重することで見えてくるもの・ひらけてくる世界があると感じられたワークショップでした。

このエリアの専門職の方で集まって、ネットワークの輪を広げてゆきませんか?

2025年11月1日〜3日

日本精神分析学会第71回大会

in 新潟

現代は、スマホで調べれば待たずともすぐ答えを知ることのできるかのような時代です。

 しかし、「私のこころ」を知ることはそう簡単なことではありません。「こころ」を探求することは、人生をより能動的に、そしてありのままに、時に開放的にします。楽しいことではないけれど、心と向き合うための精神分析的なオリエンテーションが、自身の臨床アイデンティティーの基盤だと再確認しながら帰路につきました。

2025年10月10日(金)

”アラフィフからのしゃべり場” in  Nagoyaを開催しました。

相談室へお問合せのあった方からのニーズで実現したグループです。少人数でそれぞれの思いをゆっくりと話したり聞いたりしながら、時間を過ごしました。

似た世代ならではの話題も多くありました。長い人生ならではの苦労もそれぞれの道のりもあります。


参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

2025年9月8日(月)   

grasshopperさんで講義

 みよし市にある、みよしはたらく協議会で、就労準備のクラス担当の初回でした。みなさん90分間の座学にも関わらず、一生懸命に話を聞いてくださいました。スタッフも総出でワークのサポートをしてくださいました。今何が一番大切な支援か、を常に考え続けられるスタッフの方たちと一緒に仕事させていただけることが非常に嬉しいです。

 次回は11月。今日出会った皆さんを思い出しながら、話を聞いてくださった方々とスタッフにとって明日からの糧になるようなエッセンスを盛り込んだ講義ができるように準備をしていきたいです。

2025年9月6日(土)18:30〜   

”片頭痛もちの女子会”

in Kobe

 痛みは人の人生を大きく左右します。その中でも日本人の働く世代の女性に多いと言われるのが片頭痛。片頭痛は、れっきとした病です。「ただ頭が痛いだけ」と、周囲の理解が得られないことも多いと言われています。本人もつい「これくらいのことで」と我慢し、悪化してしまうことも多いと言われています。

以前ニュースでも報道されましたが、製薬会社の日本イーライリリー(本社神戸市)をはじめ大企業では、社内に「ヘンズツウブ」など片頭痛持ちの社員への理解を深め、片頭痛を持ちながらも働き続けられることを目的としたグループがあります。大企業で働いていない人でも、共にその苦痛と工夫を分かち合える場があるとよい・・・SNS上では、2022年からそのような声が上がっていました。

今回、日本心理臨床学会第44回大会が開催される神戸市で、ついにSNS上で繋がった頭痛持ちのみなさんの思いが実現しました。

当日参加できたのは少人数ではありましたが、片頭痛を抱えながらの日常の苦労や治療に関する情報を共有したり、仲間と対面で分かちあいができたことは、大きな意味があったと感じています。今後、国内外からも参加できるオンライン開催も実現してゆきたいです。

片頭痛をお持ちの方、人生を諦めずに生きていきたいですね。

そして、痛みは思考も悲観的にさせます。さらに、周囲や家族への申し訳なさ、孤独・絶望感も抱えたりします。

周りからの理解をお願いしたいと思います。

2025年7月

”災害支援研究会”


公認心理師研修でオンライン災害支援研究会に参加しました。

私は阪神淡路大震災で被災した経験があり、当時の医学部生・看護学生の熱意に支えられたことがあります。地震だけでなく予測不能なできごとが起きた時、私たちは地域で協力して乗り越えなければならないことがあるかもしれません。

2025年6月

”オープン・ダイアローグの

未来について”


フィンランドの心理学者ヤーコセイックラ氏の来日公演へ参加しました。人には生まれながらにして(乳児から)人と対話する準備ができていること、対話は言葉に留まらず相互に今ここで感じる身体感覚・空間全体で起きている感覚をも含むものであることを、会場で体験的に学ぶことができました。話を聴くということは、言葉だけでなくその背景にあるさまざまなものにも目を向ける必要があること、そしてただ聴くことの難しさを改めて学びました。

2024年11月

日本精神分析学会第70回大会


 統合失調症の心の世界と精神分析的心理療法について報告しました。精神病の心の状態は、非精神病の心の状態に繋がる線上にあるもので、決して特定の人だけの特殊な心の世界(状態)ではないという考え方があります。

 精神疾患を抱えながら大変辛い症状と共に生活されておられる方たちへの社会的理解がより進むことを望みます。

2024年3月・5月

能登被災地支援


 3月は、まだ道路の状態もひどく高速が使えませんでした。金沢市内から下道で輪島の南地域までマイクロバスで行き、廃棄要請のあった大型家電や材木などを軽トラックで運びました。わずかな仕事しかできませんでしたが、次来るボランテイアの方へバトンタッチする思いで帰ってきました。

 5月は、心理士として能登被災地支援へ行きました。初めての被災地支援でしたので、ベテラン心理士の方に教えてもらいながら、一緒に行った仲間と力を合わせ、できること決められた役割を行いました。わずか1週間でしたが、次の担当者へバトンをつなぎ、帰路につきました。

2023年9月

日本心理臨床学会第

42回大会 in Yokohama

複雑性トラウマと解離性障害・そして発達障がいの精神分析的心理療法について報告しました。

2023年3月

桜研究会 講演会

 精神分析的な視点から臨床的別れの意味について考察し講演しました。心理士の仕事は、出会いと別れの連続です。

 別れの準備がいかに大切かということや、準備のできない別れもあることについて報告しました。

*長年お世話になりました恩師故成田善弘先生に、大変貴重な報告の機会を頂けたことに改めて心より感謝します。今後の地域における心理支援に役立ててゆきたいと考えています。